「緑の防潮堤」が海岸法で認められた!

2016年08月22日 17:49

 今年の建設常任委員会で、仙台湾南部海岸堤防復旧の取り組みを視察した。津波により被災し、堤防復旧は全長29㎞、もちろん国交省のコンクリート堤防である。

 比較的頻度の高い津波を対象に、海岸堤防によるせり上がりを考慮し設計津波の水位を設定、高潮・高波を防御。最大クラスの津波は住民の避難を軸に「多重防御」による減災を考えている。

 今回注目したのは、海岸法の改正で、減災機能を有する堤防等の海岸保全施設への位置づけがされた。つまり緑の防潮堤が認められたといえる。

<現状と課題>
東日本大震災では、堤防を越えた津波により、堤防が壊れ、背後地に甚大な被害が発生。
→津波が堤防を越えた場合に、堤防が壊れるまでの時間を遅らせ、避難時間を稼ぐなどの減災効果を有する施設の整備が必要

<改正内容>
堤防と一体的に設置される減災機能を有する樹林(緑の防潮堤)など粘り強い構造の堤防等を海岸保全施設に位置づけ
関係者が海岸の防災・減災対策を協議するための協議会の設置

私は、横浜国大の宮脇先生が提唱しているコンクリートではなく、土と瓦礫でマウンドを作り、木を植えて、緑の防潮堤に賛同しているが、これまで否定され続けていたことを考えると、今の段階では、コンクリート防潮堤を補完するような形での緑の防潮堤ではあるが、今後の成果に期待したい。

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